Vlogger向けカメラとしてPanasonicからリリースされた「LUMIX DC-G100」。
これからVlogをやりたい方や既にスマホでVlogをはじめていてカメラを新調しようと考えている方にとって、G100がVloggerにとってどうなのか気になる人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、Vlogger目線で実際にLUMIX G100を使ってみて、良いところ・不満点などをまとめました。
最終的に、どんなVloggerにおすすめなのかもお伝えしますので、ぜひ購入の検討にお役立てください。

【大前提】Vloggerにも色んな人がいる
まず大前提として、Vloggerにも様々なタイプの人がいます。
なので、一言でLUMIX G100がVloggerにおすすめか、おすすめじゃないかと片付けることはできません。
そこで今回の記事では、どんなVlogger目線なのかを明確にしながら解説していきますので、皆さんのスタイルと合うか確認してみてください!
Vlogger的「LUMIX G100」の良いところ

まずは、LUMIX G100の良いところをVlogger目線でお伝えします。
- 小型・軽量
- レンズが変えられる
- バリアングル
- マイクの自動切り替え
- 4Kが撮れる
順番に解説していきます。
小型・軽量
目線:ライフスタイル・Travel Vlogger
LUMIX G100は、小型・軽量です。これは多くのVloggerにメリットであると言えます。
- 寸法:(幅)約115.6mm ・(高さ)約82.5mm・(奥行)約54.2mm
- 重さ:約345g(本体、バッテリー、メモリーカード含む)
重さは約345g、付属のレンズが乗っても412gと500mlのペットボトルよりも軽量です。
Vloggerの中でも、お出かけをしてVlogを撮る人にとって「カメラの重さ」は非常に重要な要素のひとつなので、軽量なのはとても嬉しいですね。
レンズが変えられる
目線:場面別で表現を変えたいVlogger・やりたい表現が決まっているVlogger
LUMIX G100では、レンズが交換可能です。
レンズが交換できると以下のようなメリットがあります。
- 自分のやりたい映像表現に近づけられる
- 画角が変えられる
- 望遠ズームできる
- F値の低いレンズを使ってボケ感のある表現ができる
- 色んなレンズを試せる
etc…
レンズを交換できるというのは、人によっては小難しく聞こえて嫌かもしれませんが、自分のやりたい表現が決まっている人や場面に応じてレンズを交換したい人にとってはとても魅力的です。
特に、スマホからのステップアップを考えている人の場合、スマホでは出来ない表現が出来る可能性が高いのでオススメです。
バリアングル
目線:全Vlogger
LUMIX G100ではカメラの画面に「バリアングル形式」を採用していて、自撮りをしながら、撮影中の映像を確認することが出来ます。
Vlogの場合ひとりで撮影することも多いので、カメラの画面が「バリアングル」なのは、Vloggerにとって必須機能とも言えるでしょう。
マイクの自動切り替え
目線:ライフスタイル・Travel Vlogger
LUMIX G100のマイクでは、NOKIA社製の「OZO Audio」を採用しており、5つの撮影モードを選べます。
- オートモード:撮影シーンに合わせて自動調整して収音する
- サラウンドモード:前後左右360°の広い範囲の環境音を収音する
- フロントモード:カメラ前方の音をクリアに収音する
- トラッキングモード画角と顔・瞳認識AFに連動して、顔の位置や人数に合わせて最適な収音範囲に自動調整する
- ナレーションモード:撮影しながらカメラ後方の音声を収音できる
(参照):一眼カメラ DC-G100 特長|クリエイティブな動画性能
特に便利なのがオートモード。自撮りをすると顔を認証しトラッキングしてくれて、カメラを外に向けると自動でサラウンドモードに切り替わります。
Vloggerは、撮影シーンが事前に決まっていることが少ないので、このようにオートで集音モードを切り替えてくれるのは嬉しい機能です。
4Kが撮れる
目線:シネマティックVlogger
LUMIX G100では、4Kの30fpsまで撮影することが可能です。
4Kで撮れるということは、FHDの4倍の画素数で撮影することができるということで、以下のようなメリットがあります。
- きめ細かい映像が撮れる
- 編集時に画質を落とさずクロップすることができる(FHD編集の場合)
これだけ小さなカメラで4K映像が撮れるのは、映像にこだわりたいVloggerには嬉しいですね。
シネマティックVloggerのサブカメラとしても重宝しそうです。
Vlogger的「LUMIX G100」の不満点

続いて、LUMIX G100の不満点をまとめてみました。
- バッテリーの持ち
- レンズ交換という選択肢がいらない
- タイムラプス撮りにくい
- グリップが水平を取りずらい
もちろんVloggerによって捉え方が違うので、こちらもどの目線での不満点なのかを明確にして解説していきます。
バッテリーの持ち
目線:全Vlogger
LUMIX G100の不満点としてよく聞くのが、バッテリーの持ちの弱さです。
実施に筆者も使ってみて、バッテリーの減りの速さは確かに感じました。
人にもよると思いますが、1つのバッテリーで1日撮影することはかなり難しいでしょう。
なので、もしも旅系Vloggerで1日がっつり撮影したい場合は、予備のバッテリーをいくつか持っていくことをオススメします。
レンズ交換という選択肢がいらない
目線:Vlog初心者
「レンズ交換できる」というのは、メリットの方でも挙げさせて頂きましたがデメリットもあります。
特にVlog初心者や今までカメラを触ったことがない人ににとって、レンズ交換をハードルに感じる人もいます。
レンズ交換という選択肢が「Vlog撮影」を複雑にしてしまう可能性があり、必ずしもレンズが交換可能なのはメリットとも言えないのです。
タイムラプス撮りにくい
目線:全Vlogger(タイムラプス使う人)
LUMIX G100では、インターバル撮影という機能があり、この機能でタイムラプスを撮影することができます。
しかし、このタイムラプス撮影をするまでのステップが少々多いため、若干めんどさを感じる人もいるかもしれません。(メニュー→インターバル撮影→設定→撮影→動画に変換)
Vloggerにとって、タイムラプスはとてもよく使う表現技法のひとつなので、ここの使いやすさは大事ですね。
グリップが水平を取りずらい
目線:全Vlogger(特に暮らし系)
カメラ本体の不満点ではないのですが、LUMIX G100の専用グリップで撮影する際に水平が撮りづらいという点が挙げられます。
グリップの雲台は水平方向360度回転できるのに加え、垂直方向にも傾けることが可能です。これはとても便利なのですが、水平を気軽に取れないというデメリとにもなり得ます。
Vlogはスピード命みたいなところがあるので、わざわざ水準器をみている時間がないので、パパッと水平が取れるとVloggerにとってはありがたいですね。
【総評】こんなVloggerにオススメ!
LUMIX G100を一言で表すと「ドンピシャでハマるVloggerがいるカメラ」です。
LUMIX G100最大の特徴でもある、レンズが変えられる小型・軽量カメラというのがポイントで、シチュエーションに合わせて自分好みの表現を行えます。
ですので、以下のようなVloggerにLUMIX G100はオススメです。
- レンズを交換して自分のスタイルに合わせて撮影したい人
- シネマティックVlogのサブカメラとして使いたい人
- お出かけの様子を手軽な撮影装備でVlogを撮りたい人
もしもいきなり購入するのが怖いという方は、カメラのレンタルサービス「シェアカメ 」などを活用してみるのでもいいかもしれません!
今回の記事が、Vlogカメラの「LUMIX G100」のご購入検討の参考になれば幸いです。