Photoshopを活用していて、複数のファイルに対して「文字のフォントを一括で変えたい!」「オブジェクトの位置をズラしたい!」と思ったことはありませんか?
動画制作をしていると、Photoshopで字幕を作ることもあり、同じようなプロジェクトファイルを何百個と使う時があります。
でも、何百個も作ったあとで修正点が出てきたりして・・・。そんな時に全てのファイルに対して一括で修正作業ができないかなと思っていたら、Photoshopに「自動処理機能(バッチ)」があることを知りました。
この自動処理の「バッチ」を使えば、自動的に複数のファイルに対して同じ作業を繰り返し行うことが可能です。
という訳で、今回はPhotoshopで複数のファイルに対して同じ作業を繰り返し行う方法をご紹介していきます!

Photoshopのアクション機能と自動処理機能
やり方について解説する前に、今回の作業で必要な機能についてご紹介していきます。
- アクション
- 自動処理(バッチorドロッププレット)
順番に解説していきます。
★アクション
Photoshopでの作業を記録して、必要な時に再利用できるようにする機能。
★自動処理(バッチ)
あるフォルダ内にあるファイルに対して、アクションを実行する機能。
複数ファイルに同じ作業を自動で繰り返し行う手順
さて、本題に入ります。Photoshopで複数のファイルに対して同じ作業を繰り返し行う手順をご紹介していきます。
手順は以下の通りです。
- アクション機能で新規アクションを記録
- 繰り返し行いたい作業を行う
- ファイル→自動処理→バッチ(orドロッププレット)
- アクションと適応先を設定
- 実行
今回は、文字のフォントを一括で修正するという例題を元に、画像付きで解説していきます。
1. アクション機能で新規アクションを記録
まずは、繰り返し行いたい作業をPhotoshopの「アクション機能」に記録していきます。

作業を実行したいファイルのひとつを開き、「ウィンドウ→アクション」をでアクションウィンドウを開き、「新規アクションを作成(+ボタン)」をクリック。

アクション名(任意)を入力し、「記録」をクリックすると、この後に行う作業が記録されます。
2. 繰り返し行いたい作業(アクション)を行う

今回は、文字のフォントを一括で変更したいので、以下のような手順で作業(アクション)を行います。
- 文字をクリック
- フォントを変更
作業が終わったら、アクションウィンドウの「記録を中止(四角ボタン)」をクリック。
3. ファイル→自動処理→バッチ(orドロッププレット)

ファイル→自動処理→バッチを選択。
4. アクションと適応先を設定

出てきたウィンドウ内の下記3つを設定します。
- アクション:先ほど作成したアクションをセット
- ソース:繰り返し作業を行いたいファイルのあるフォルダをセット
- 実行後:「保存して閉じる」を選択
あとは、OKを押せば自動的に作成したアクションを行なってくれます。