動画を作るとき、必ず行う作業が撮影した動画素材をシーケンス(タイムライン)に並べる作業です。
素材の数が数十個であればどうでも良いのですが、これが100個200個・・・となった時、この作業を効率的に行えるか否かで、動画制作のスピードに天と地の差が生まれます。
そこで今回の記事では、効率的に素材をシーケンスに並べる方法をご紹介していきます。
※あくまで筆者の個人的なやり方です。ご参考までに。

シーケンスに素材を並べる方法は2タイプある
Premiere Pro(以下、プレミアプロ)を活用し、動画を作るとき皆さんは撮影した素材をどのようにシーケンス(動画素材などが並ぶ所)へ素材を並べていますか?
恐らく、以下の2つのタイプに分かれるかと思います。
- 素材を選定せずにドカッと入れる
- 素材を選定して一つずつ入れる
この2つのタイプ、どちらが正解でどちらが不正解ということがありません。
しかし、動画の内容によっては、それぞれのタイプを使い分けた方が良い場合があるので、動画の内容別に効率的な動画素材を並べる方法をご紹介していきます。
時系列型の動画はドカッと入れちゃう
まずは、Vlogなどでよくある時系列で動画の構成が進んでいくパターンです。
こちらのパターンに関しては、シーン別で一気にドカッと並べてしまうことをおすすめします。

ドカッと入れて、いらない部分を”削る”方が、全体の流れ(時系列)を掴みつつ、取りこぼしがなく編集することができます。
更に、削る作業に関してはカット作業のショートカットキーを覚えることによって、更に効率的に編集を行うことが可能です。
★カットする時におすすめの機能
・編集点を追加
・リップル削除
※ショートカットに設定するとより効率的にカットが行えます
時系列が関係ない動画は選定して並べる
対して、時系列に関係のない動画の場合は、ドカッと入れると訳が分からなくなるので、素材をひとつひとつ選定しながらシーケンスに並べていきましょう。

イメージはパズルのようなもので、自分が思い描く動画の構成に対して、適切な素材を入れ込みましょう。
その際、使いたいプレミアプロの機能が以下の2つです。
- イン・アウト
- 1.5倍速再生
順に使い方をご紹介していきます。
●イン・アウト
イン・アウトとは、素材の中でも使いたい部分だけを選択できる機能。A地点(イン)とB地点(アウト)を決めることにより、A~B地点までの動画を選択し、シーケンスに並べることができます。
ショートカット:デフォルトで「イン=I」「アウト=O」
●1.5倍速再生
動画の再生速度を1.5倍速にできる機能。(2倍・4倍・・・も可)長尺の素材のイン・アウトを決める場合、1.5倍速機能を活用すると効率的に行えます。
ショートカット:デフォルトで「l(エル)」
これらの機能を使うことにより、素材を素早く選定し、シーケンスに組み込んでいきましょう。
