スマホで動画編集をしていて、こんなことを思ったことはありませんか?
- スマホのアプリではできない編集が出てきた
- もっと自分好みの動画を作りたい
- 趣味で始めたけど、動画編集を仕事にしたくなった
などなど。スマホで動画編集を続けていると一度は思ったことがあるかもしれません。
もしも、上記のようなことを一度でも考えたことがある方は、「スマホからパソコンへの切り替え」を考えるタイミングかもしれません。

そこで今回は、今まで動画編集をスマホで行なっていた人が、パソコンでやるためのロードマップをご紹介していきます。
STEP0:スマホ編集では本当にダメなのか確認する
STEP1:パソコンで編集する目的を明確にする
STEP2:パソコン用の動画編集ソフトを選ぶ
STEP3:動画編集用のパソコンを揃える
STEP4:パソコンで動画を編集してみる
この記事を読めば、誰でもスマホ編集からパソコン編集に切り替えることができるようになるので、ぜひブックマークをしてじっくりと読んでいってくださいね!

スマホ編集では本当にダメですか?
スマホからパソコンへ切り替えを考えているあなたへ質問です。
Q:そもそも本当にスマホで編集ではダメですか?
こちらの質問を一旦、落ち着いて考えてみてください。
- なぜ、パソコンで編集したいのか?
- 自分の動画制作にパソコンは本当に必要なのか?
パソコンで編集するというのは、お金もかかりますし、編集を覚えるのにも時間がかかります。より良い選択をするためにも、まずは考えてみてください。

そして、本当にスマホからパソコンへ切り替える必要があると判断したら、手順1の「パソコンで編集する目的を明確にする」へ進みましょう。
とはいえ、考えるのにも判断材料があった方が良いかと思いますので・・・
- スマホ編集とパソコン編集の違い
- パソコンへ切り替える時に確認すべきチェックポイント
上記を書きましたので、参考にしてみてくださいね!
スマホ編集とパソコン編集の違い(どっちが良いか)
スマホ編集とパソコン編集の主な違いを表にまとめました。
スマホ編集(VLLO) | パソコン編集(Premiere Pro) | |
初期投資 | ほぼゼロ | パソコン代・ソフト代 |
ランニングコスト | ほぼゼロ | ソフト代(ソフトによる) |
編集場所 | どこでも | 場所が限られる |
編集の自由度 | 微妙 | 高度な編集ができる |
細かい調整 | 調整しづらい | 最高 |
操作の難易度 | 簡単 | 難しい |
編集画面の大きさ | 小さい | 大きい |
データ管理 | データ管理しにくい | データ管理しやすい |
テンプレの量 | テンプレ素材が豊富 | 追加のプラグインが豊富 |
仕事で利用 | 微妙 | できる |
スマホ・パソコンと言っても、ソフトによって変わってくるので、スマホは動画編集アプリ「VLLO」、パソコンは「Adobe Premiere Pro」を基準に比べています。
大きな違いとしては、「コスト面」と「編集の幅」です。
パソコンの方ができることが多いですが、スマホの方が初期投資やランニングコストが安くすみます。(場合によりますが)
まずは、この違いを頭に入れてから、次のチェックポイントを確認していきましょう!
パソコンへ切り替える時に確認すべきチェックポイント

スマホからパソコンへ切り替える時のチェックリストを作成したので、自分に当てはまるものがあるか確認してみてください。
<チェックリスト>
・仕事で利用する予定がある
・スマホ編集では出来ない表現をやりたい
・スマホでデータ管理をするのが大変だ
・純粋にパソコンで編集してみたい
・他の人と編集素材が被るのがイヤだ
「1つでもある」という方は、パソコンへ切り替えても迷わず次のステップへ進みましょう!(考えようとは言いましたが、考えすぎて動けないのも良くないです)
手順1.パソコンで編集する目的を明確にする
先ほどの続きにもなりますが、まずはパソコンで編集する目的を明確にしましょう。
- 仕事として使いたいのか
- 編集の幅を広げたいのか
- YouTubeを本格的にやりたいのか
などなど。様々な目的があるかと思いますが、目的を明確にすることによりパソコンやソフト選びに役立ちます。
手順2.パソコン用の動画編集ソフトを選ぶ

目的が決まったら、使用する編集ソフトを選びます。
「先にパソコン買わなきゃじゃ?」と思われるかもしれませんが、編集ソフトに必要なスペックをもとにパソコンを選ぶ、というやり方を取るので、先にソフトを決めちゃいます!
※ただし、自分にあった編集ソフトを見つけるために色々試したい方は、全てのソフトが正常に動作するスペックでパソコンを選びましょう。
<おすすめのPCスペック>
・CPU:第6世代以降のCore i7
・メモリ:8GB以上
・SSD(ディスク容量):500GB以上
パソコンには動画編集ソフトが山ほどあるので、どれを選んでいいか分からない方も多いですよね。ですので、ここでは3通りの方法で皆さんに適したソフトを一緒に探していきましょう!
- 目的で選ぶ
- 予算で選ぶ
- OSで選ぶ
順番にみていきます。
※あくまで個人的見解です。
目的で選ぶ
まずは、目的別に適した動画編集ソフトをご紹介していきます。
●動画編集を仕事にしたい(将来的でもOK)
ソフト名 | Adobe Premiere Pro |
料金 | 単体:28,776 円/年 コンプリートプラン:72,336円/年 (デジハリなら→39,980円/年) |
対応 | Mac・Windows |
必要最低限スペック | CPU:Intel® 第 6 世代以降(Core i5) メモリ:8GB HHD(SSD):500GB以上 |
Adobe社が提供する「Premiere Pro」は、言わずと知れたプロも使用する動画編集ソフトです。
筆者も使用していますが、正直これを買っておけば間違いないです。特に動画編集を仕事でしたい人の場合は、Premiere Proの使用が必須の場合も多いので、Premiere Proにするのが無難でしょう。
※Premiere Proを検討される方は、最大45%OFFお得に編集ソフトを契約できる方法を記事の後半でご紹介しているので、そちらを絶対に読んでください。
●YouTube用の動画を本格的に作りたい
ソフト名 | Adobe Premiere Pro | Final Cut Pro X |
料金 | 単体:28,776 円/年 コンプリートプラン:72,336円/年 (デジハリなら→39,980円/年) | 36,800円(買い切り) |
対応 | Mac・Windows | Mac |
必要最低限スペック | CPU:Intel® 第 6 世代以降(Core i5) メモリ:8GB HHD(SSD):500GB以上 | CPU:Core i5 メモリ:4GB HHD(SSD):500GB以上 |
YouTube用の動画を作成する目的で選ぶなら、先ほどご紹介したPremiere Pro、もしくは上表の「Final Cut Pro X」です。
MacOSのみの取り扱いとなりますが、簡単な編集から高度な編集まで行うことができ、YouTuberにも人気のソフト。何より買い切りなのが嬉しいですね!
●趣味で動画を作りたい
ソフト名 | DaVinci Resolve | Filmora X |
料金 | DaVinci Resolve 17:無料 DaVinci Resolve Studio 17:35,980円 | 永久ライセンス:8,980円 年間更新:6,980円/年 |
対応 | Mac・Windows | Mac・Windows |
必要最低限スペック | CPU:3GHz以上のCPU メモリ:8GB HHD(SSD):500GB以上 | CPU:Intel i3 メモリ4GB(4K映像は8GB) HHD(SSD):500GB以上 |
スマホのソフとよりは凝りたいけど、趣味程度で作りたい。という方は上表の2ソフトがおすすめ!
DaVinci Resolveは、無料で使えてかつプロも使用するくらいのハイスペックなソフトです。特にカラーグレーディング(色補正)に適したソフトで、自分の世界観をこだわって作りたい方はおすすめです!
関連記事:【保存版】DaVinci Resolveを使ったVlogの編集方法
Filmora Xは、買い切りで購入できるソフトで、初心者の方でもわかりやすい画面とアニメーション素材が豊富のなのが特徴です。
ただし、編集の自由度はそこまで高くないので、自由度を求める方はやはりPremiere Proがおすすめですね(笑)
関連記事:Filmora(フィモーラ)とは?Vlog編集に向いてるの?
予算で選ぶ
続いて、予算別で見ていきましょう。
●無料〜1万円
ソフト名 | DaVinci Resolve | Filmora X |
料金 | DaVinci Resolve 17:無料 DaVinci Resolve Studio 17:35,980円 | 永久ライセンス:8,980円 年間更新:6,980円/年 |
対応 | Mac・Windows | Mac・Windows |
必要最低限スペック | CPU:3GHz以上のCPU メモリ:8GB HHD(SSD):500GB以上 | CPU:Intel i3 メモリ4GB(4K映像は8GB) HHD(SSD):500GB以上 |
ソフトの説明は先ほどしたのでやめますが、「予算低め」が最重要であれば、こちらの2つのソフトから始めてみるのがいいですね!
●1万円〜4万円
ソフト名 | Adobe Premiere Pro | Final Cut Pro X |
料金 | 単体:28,776 円/年 コンプリートプラン:72,336円/年 (デジハリなら→39,980円/年) | 36,800円(買い切り) |
対応 | Mac・Windows | Mac |
必要最低限スペック | CPU:Intel® 第 6 世代以降(Core i5) メモリ:8GB HHD(SSD):500GB以上 | CPU:Core i5 メモリ:4GB HHD(SSD):500GB以上 |
そこそこ予算があるのであれば、僕が一番おすすめしているAdobe Premiere Pro。もしくは買い切りがいいんだ!という方はFinal Cut Pro Xを選びましょう。
OSで選ぶ
最後に対応OS(Mac or Windows)で選んでいく方法です。
●Mac
Adobe Premiere Pro | Final Cut Pro X | DaVinci Resolve |
単体:28,776 円/年 コンプリートプラン:72,336円/年 (デジハリなら→39,980円/年) | 36,800円(買い切り) | DaVinci Resolve 17:無料 DaVinci Resolve Studio 17:35,980円 |
Mac・Windows | Mac | Mac・Windows |
CPU:Intel® 第 6 世代以降(Core i5) メモリ:8GB HHD(SSD):500GB以上 | CPU:Core i5 メモリ:4GB HHD(SSD):500GB以上 | CPU:3GHz以上のCPU メモリ:8GB HHD(SSD):500GB以上 |
Macを使用される場合は、上表から選びましょう。先ほどの「目的・予算」も加味しながら見ると、どれを選べばいいか見えてくると思います。
●Windows
Adobe Premiere Pro | DaVinci Resolve | Filmora X |
単体:28,776 円/年 コンプリートプラン:72,336円/年 (デジハリなら→39,980円/年) | DaVinci Resolve 17:無料 DaVinci Resolve Studio 17:35,980円 | 永久ライセンス:8,980円 年間更新:6,980円/年 |
Mac・Windows | Mac・Windows | Mac・Windows |
CPU:Intel® 第 6 世代以降(Core i5) メモリ:8GB HHD(SSD):500GB以上 | CPU:3GHz以上のCPU メモリ:8GB HHD(SSD):500GB以上 | CPU:Intel i3 メモリ4GB(4K映像は8GB) HHD(SSD):500GB以上 |
Windowsを使用される場合は、上表から選びましょう。Final Cut Pro Xが使えないことに注意してください。
【知らなきゃ損】Adobe Premiere Proを導入される方へ
ソフト選びの最後に、超絶お得な補足情報です。
筆者はAdobe Premiere ProをAdobe製品が全て使える「Adobe コンプリートプラン」を契約して使っています。
PhotoshopとかAfter Effectsとか全部使えていいのですが、通常料金が72,336円/年とお高めです・・・。
正直手を出しづらいのですが、筆者がいつも使っているルートのデジハリ「Adobeマスター講座」で契約すると、なんと45%OFFの4万円で購入できます!

もしもあなたが動画編集を”仕事”でやる場合、サムネや動画素材を作るためにPhotoshopを使用したり、アニメーションを作るためにAfte Effectsを使用したりすることがあると思います。
それら全てが詰まったオールインワンパックの「AdobeCコンプリートプラン」は、仕事をしていく上で必須なので、ぜひこちらのルートで契約してみてくださいね!(これで契約しなきゃ損です)
通常のライセンスと同じでものが問題なく取れるので安心してください!
手順3.動画編集用のパソコンを揃える
ソフトが決まったら、必要スペックに応じたパソコンを用意していきます。
編集ソフトに最低限必要なスペックは、先ほどもご紹介しましたが、改めてソフトごとに並べた表を載せておきますね。
ソフト名 | Adobe Premiere Pro | Final Cut Pro X | DaVinci Resolve | Filmora X |
料金 | 単体:28,776 円/年 コンプリートプラン:72,336円/年 (デジハリなら→39,980円/年) | 36,800円(買い切り) | DaVinci Resolve 17:無料 DaVinci Resolve Studio 17:35,980円 | 永久ライセンス:8,980円 年間更新:6,980円/年 |
対応 | Mac・Windows | Mac | Mac・Windows | Mac・Windows |
必要最低限スペック | CPU:Intel® 第 6 世代以降(Core i5) メモリ:8GB HHD(SSD):500GB以上 | CPU:Core i5 メモリ:4GB HHD(SSD):500GB以上 | CPU:3GHz以上のCPU メモリ:8GB HHD(SSD):500GB以上 | CPU:Intel i3 メモリ4GB(4K映像は8GB) HHD(SSD):500GB以上 |
ちなみに、CPU、メモリ、SSDそれぞれの意味についても解説しておきます。
・CPU:仕事の速さ(高いと編集時の処理速度が速くなる!)
・メモリ:同時にできる仕事の量(高いと色んなことを同時並行で出来る!)
・SSD:仕事を保存できる量(高いと多くの素材を保存出来る!)
ぜひ、上記を参考にしてパソコンを選びましょう。
手順4.パソコンで動画を編集してみる
さて、ここまできたら後はパソコンを使って編集していくのみ!
本当にお疲れ様でした!!!
スマホからパソコンへ切り替えると、最初は慣れないかもしれませんが、だんだん慣れていき、そのうちスマホ編集には戻れなくなると思います(笑)
当メディア「Vlog Magazine」では、パソコンでの編集のやり方はもちろん、Vlogに関する様々な情報を配信していますので、他の記事もご覧になっていってくださいね!
