YouTube市場の拡大、インターネット技術の進歩などにより、今まで以上に「動画」に対する注目が集まっています。

それに伴い、「動画編集者」に対する需要も高まりつつあり、副業やフリーランスなどで動画編集をやる人も増えてきました。
また、現代では気軽に誰でもYouTubeなどの媒体に「Vlog」などの動画を投稿できる時代ですから、すでに動画編集をかじっているという人も多いかもしれません。
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#1 Vloggerから”独学”で動画編集者になれるのか?
ただ、それを仕事としてやってみようかなと思っても、実際に仕事となると自分の編集方法が正しいか不安だったり、どうやって案件獲得すればいいか分からないという人も多いと思います。
そこで今回の記事では、動画編集の案件獲得方法について、実体験も交えながら未経験者向けに解説していきます。
初心者が動画編集の仕事(案件)を取る方法【副業・フリーランス】
それでは早速、未経験からでも動画編集の案件を取れる方法をご紹介していきます。
基本的には、以下の手段で案件を取るのがオススメです。
- クラウドソーシング
- SNS
- リアルの繋がり
それぞれ順に解説していきます。
動画編集で案件を取る方法①クラウドソーシング

いまでは定番ですが、クラウドソーシングは動画編集初心者が仕事を取るのにはオススメの方法です。
クラウドソーシングとは、簡単に言えば「発注者と受注者を繋ぐサービス」で、ネット完結で今すぐに案件を獲得することができます。
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なぜ、クラウドソーシングがオススメかというと、以下のような理由があります。
- 案件が充実している
- 安全に取引できるシステムが備わっている(トラブルが少ない)
- 実績がわかりやすく積み上がっていく
大手クラウドソーシングの「クラウドワークス」などであれば、動画編集の他にも300万件以上の仕事が発注されています。
ぜひ、無料登録をして試しに「動画編集」と検索してみてください!たくさんの案件情報が見れると思います。

また、クラウドワークスでは、発注者と受注者の間でトラブルが起きないような試みとして、「先払い」「適正報酬の取引促進」「優良クライアントさまの可視化」などの安全対策が行われています。
そのため、初心者の方でも安心して動画編集の仕事を引き受けることが可能です。
他にも同じような有名どころのクラウドソーシングをいくつかご紹介しておきますね!
▼おすすめクラウドソーシング一覧
・クラウドワークス
・ランサーズ
・ココナラ
個人的にはどれか1つに集約させた方が実績が分散しないのでオススメですが、自分にあったクラウドソーシングを見極めるためにも、全て登録してみるのをいいでしょう。
動画編集で案件を取る方法②SNS

現代においては、SNSも案件獲得のためのツールとして活用できます。
TwitterのTLを見ていれば、「#動画編集者募集」みたいなツイートも流れてきますし、それは今後どんどん増えていくはずです。
では、どうやってSNS経由で案件を獲得していけばいいのでしょうか?
まず、以下はマストで行うのがいいかと思います。
- 動画編集をしていると公言
- 動画編集の実績をツイート(YouTube動画やアニメーション動画など)
発信をしていれば誰かの目にとまって声がかかるかもしれませんし、こちらからコンタクトを取った際に、「あ、こんな動画作れるんだ!」と見てもらえるかもしれません。
たとえそれが、誰でもできる実績でもいいんです。
まずは、発信することが最重要項目であることを覚えておきましょう!
筆者もSNSで発信していたことが、動画編集を仕事として始めたきっかけになりました。
動画編集で案件を取る方法③リアルの繋がり

今までご紹介してきた、「クラウドソーシング」「SNS」は、今風な案件の取り方ですが、その真逆で「現実世界(リアル)の繋がりから案件を取る」方法もオススメです。
- 友達
- ビジネス仲間
- 知り合いの知り合い
冒頭でも書いた通り、動画業界は年々拡大しており、今まで動画をやってこなかった人でも、「動画やらなきゃな・・」という課題を抱えている可能性は大いにあります。
まずは身近な人でYouTubeをやりたいと思っている人はいないか、もしくは既にやっている人を見つけてアプローチしてみるのもいいでしょう。
実際に筆者も友人の会社のYouTube動画の編集を担当させてもらったこともあったり、友達の元上司の方を紹介してもらったりと、意外と身近なところで繋がることがあるのでバカにできません。
完全未経験から動画編集者になるためのオススメ手順【副業・フリーランス】

ここでは動画編集完全未経験の方のために、動画編集案件を取るためのオススメの手順について解説していきます。
あくまで一例なので全て真似する必要はありませんが、ぜひ参考にして自身の活動の一助にして頂ければ幸いです。
ざっくり手順を書きましたので、まずはそちらをご覧ください。
- スマホで動画(Vlog)を作ってみる
- 動画編集用のPCを購入する
- 動画編集用のソフトを購入する
- 編集の基礎を身に着ける
- YouTubeなどのプラットフォームに作品を投稿(ポートフォリオ)
- クラウドソーシングで案件を探す
- 同時にSNSで発信する
ここからは、上記を順に深堀していきます。
STEP1. スマホで動画(Vlog)を作ってみる

動画編集を仕事にするぞ!!!と意気込むのは良いのですが、いきなりスタートダッシュに気合いを入れすぎる前に絶対にやってほしいことがあります。
それが、まず動画を作ることです。
動画編集をやったこともない人が動画編集を仕事にしようとして、高額なパソコンやソフトを購入するのは少し危険です。
今の時代は無料かつスマホでも動画編集ができる時代。まずは小さく始めてみて、動画編集をやっていて楽しいのかどうかを見極めてみてはいかがでしょうか?
関連記事:【完全版】スマホでVlog制作!撮影・編集・発信までを徹底解説
STEP2. 動画編集用のPCを購入する

実際に動画を作ってみて、もっと色んな編集をしてみたい!仕事として受注したい!という方は、動画編集をするためのPCを購入しましょう。
スマホで動画の編集はできますが、もし動画編集を仕事にしたいのであればPCは必須です。
また、やりたい編集の内容にもよりますが、動画編集を仕事としてやる場合は、以下のスペックは最低限持っておきたいところですね。
- CPU:Intel Core i7 / Ryzen7
- メモリ:8GB(できれば16GB以上)
- ストレージ:SSD500GB以上
それぞれのスペックに対する説明は長くなるので割愛しますが、最低限CPUとメモリに関しては、上記のスペック以上を推奨します。
STEP3. 動画編集用のソフトを購入する

動画編集ソフトを用いて編集を行うので、動画編集のソフトをPCにインストールしましょう。
ここで問題になってくるのは、「無料ソフトか有料ソフトか」という2択。
こちらも結論を書くと、動画編集を仕事でやるのであれば「有料ソフト一択」です。
中でも、「Adobe Premiere Pro」がオススメ。
クラウドソーシングで案件を見て頂ければ分かりますが、案件の条件に「Premiere Proでの編集」を条件にしている案件もあるため、もしPremiere Proを持っていなければ、それだけで機会損失になってしまいます。
また、動画編集を仕事にしていくに当たって、他にも使えた方が良いソフトを挙げておきます。
- Adobe After Effects:アニメーション作成
- Adobe Photoshop:サムネイル作成
- Adobe Illustrator:ロゴやイラスト作成
これらを全て網羅したのが「Adobe CC コンプリートプラン」というパッケージで、上記のAdobe製品を全て使うことができるのでオススメです!ちなみに筆者もAdobe CC コンプリートプランを使っています。

Adobe本来のページで購入すると、上図の通り1年間ライセンスで7万円以上するのに対し、デジハリの「Adobeマスター講座」で購入すると、なんと45%OFFの4万円で購入できます!
「Adobeの使い方を学べる+ライセンスもらえる+なのに安くなる」という動画業界では超有名なAdobe契約ルートです。(僕もこちらにお世話になってます)
通常のライセンスと同じでものが問題なく取れるので、これから動画を仕事にしたい方には超絶おすすめです!
STEP4. 編集の基礎を身に着ける

動画編集ソフトを手に入れたら、次は実際に動画編集をしてみましょう!
自分で撮影したものを編集してもいいし、フリー素材をダウンロードして編集してもOKです。
ここで、動画編集の基礎を身に着けます。
- 素材整理
- カット編集
- 音入れ(BGM・サウンドエフェクト)
- テロップ入れ
今の時代は、ブログ記事やYouTubeを活用して無料で学習できるので、どんどん活用していきましょう。
もちろん、このタイミングであれば教材を購入するのも良いかもしれません。
特に、動画を仕事にしたいのであれば、YouTuber「佐原まい」さん(クリエイターズジャパンさん)が提供する動画クリエイターとして独立を目指すために特化した「Premiere Pro講座」がおすすめです!

先ほどご紹介したPremiere Proの使い方はもちろん、今回のテーマでもある「案件の取り方(12コンテンツ1時間38分の動画) 」も学べて、「個別LINE@サポート」もあるので、初心者から動画編集を仕事にしていきたい方は、先行投資として学ばれるのはアリだと思います!
STEP5. ポートフォリオを作成する

もし自分が編集したものがあれば、それをYouTubeで発信したり作った動画をブログにまとめたりして、自身のポートフォリオをつくっていきます。
できれば、Webサイトなどで綺麗にまとめられたら良いですが、YouTubeに蓄積させるだけでも十分ポートフィリオになるので、迷ったらYouTubeに限定公開でも良いのでアップしておきましょう。
このポートフォリオが、後々案件を獲得するために重要になってくるので、しっかりと自分の作品をまとめておくことをオススメします。
STEP6. クラウドソーシングで案件を探す

ある程度、自分の作品がポートフォリオとしてまとまってきたら、次はクラウドソーシングで案件を探しましょう!
もし良い案件があれば、応募要項に沿って応募します。
この際に、先ほど作ったポートフォリオがあると何かとスムーズにことが進みます。(ポートフィリオを求められることもあります)
STEP7. 同時にSNSで発信する

また、クラウドソーシングと同時にSNS(TwitterやInstagram、YouTubeなど)で、作った動画を発信したり動画に関するつぶやきを行いましょう。
学んだことのアウトプットにもなりますし、第三者から貴重なフィードバックを得られることもあります。
SNS経由で思わぬ案件が獲得できる可能性もあるのでバカにできませんので、ぜひどんどんと発信していきましょうね!
動画編集と同時平行で自己発信のVlogもオススメ
今回は動画編集を仕事にしていく方法(クライアントワーク)をご紹介してきましたが、実はそれが全てではありません。
今の時代はYouTubeがあるので、作った動画をYouTubeに投稿して広告収入を得たり、自分のことを応援してくれるファン(友達)を作り活動していくことも可能です。
もちろん、そこを目指す過程でクライアントワークをやるのも一つの選択肢でしょう。
何が言いたいかというと、あなたのスキルや動画編集が好きという気持ちのマネタイズ方法はたくさんあるということです。
色々な選択肢を試して、自分にあった道を全力で歩んでいきましょう!!!
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