Vlogの歴史を徹底解剖!ビデオブログの歴史20年を一挙振り返り

最近よく耳にする「Vlog」という言葉。

そのVlogがはじめて登場したのは2000年、Adam Kontrasさんが投稿したたった15秒の動画でした。(実際の動画>

その投稿から20年以上の月日が経った現代では、Vlogの概念やイメージが少しずつ変わってきたように思います。

今回の記事では、そんな今話題の「Vlog」の歴史をたどり、これからのVlog発信のヒントを探っていこうと思います。

記事で学べること
・Vlogの歴史
・Vlogの未来(予想)

それでは、早速Vlogの歴史を振り返っていきましょう。

※今回参考にした記事:History of Vlogging, the First Vlogger, & How Vlogging Evolved

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2000年:Vlogの登場

世界で初めてWeb上にビデオブログが投稿されたのは2000年の1月2日で、Adam Kontrasが自身のブログに15秒の動画をアップロードしたのが始まりと言われています。

その時に、実際にアップロードされた動画はこちらです。(数年後、再度YouTubeにアップロードされたもの)

たったこれだけの動画ですが、これがVlog(ビデオブログ)の起源なんですね!

ちなみに、Adam Kontrasは、現在もVlogをアップしていて、Vlogの数は1900以上にのぼります。「Adam Kontras」のチャンネルをみる≫

2005年12月:YouTubeの登場でVlogが民主化

2000年からVlogは少しずつ世の中に広がりはじめましたが、現在のように、動画投稿のプラットフォームがなかったため、爆発的には広がりませんでした。

しかし、2005年12月にYouTubeが一般向けに公開され、Web上への動画投稿が容易になると同時に、多くのVlogがYouTube上に投稿されるようになりました。

世界的に有名なVloggerである「iJustine」も、YouTubeが開始されてから半年後に初投稿をはじめ、2020年現在では600万人を超えるチャンネル登録者を抱えています。

※ 「iJustine」の初投稿動画
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2015年:CaseyNeistatがVlogコンテンツに与えた影響

Vlogの歴史を振り返るのに、Casey Neistatの存在は欠かせません。

Casey Neistatとは、アメリカだけでなく世界的に有名なVlogger(YouTuber)で、「Vlogの父」とも呼ばれています。

彼が成し遂げた偉業を簡単に言うと、「Vlogのエンターテイメント的な価値を上げたこと」だと考えています。

彼のVlogを見てみるとわかりますが、ただVlogを撮るのではなく、見ている者を楽しませるカメラアングル、カット割を駆使して視聴者が飽きないストーリーを組み立てます。

彼の登場により、Vlogのコンテンツ水準が上がり、それと同時に「(You Tube上における)Vlogコンテンツ」の注目度が一気に上がりました。

2015年:スマホの普及で誰でもVlogを撮影し、視聴できるように

この頃から、スマートフォンが世の中に普及し始め、スマホで動画を撮影したり、視聴することができるようになりました。

このテクノロジーの進化は、Vlogにも大きな影響を与えることとなります。

カメラ機能はもちろん、高性能なスマホ動画編集アプリも登場し、撮影・編集・発信すべてが誰でも持っているスマホひとつで出来るようになったのはVlog史を振り返る上で大きな出来事です。

関連記事:【完全版】スマホでVlog制作!撮影・編集・発信までを徹底解説

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2019年:日本でもVlogが普及し始める

2019年は、暮らし系動画の普及や芸能人の参入により、日本でもVlogコンテンツの量が爆発的に増え、言葉の認知度も上がりました。

特に日本では、「顔出しをしないVlog」が登場したことにより、YouTube発信を考えていなかった一般の方でも、動画投稿をする動きが増えた年でもあります。

ちなみに、当メディア「Vlog Magazine / ブイログマガジン」というVlog専門のメディアも登場しました!

2020年:Vlog機材やスクールの登場

2020年は、前年の盛り上がりをさらに勢い付ける年となりました。

Vlog市場の盛り上がりを受け、各カメラメーカー(Sony・Panasonic LUMIXなど)からVlog利用を想定した「Vlogカメラ」が発売開始

また、当メディアも運営として関わったVlogが学べる学校Vlog Academy」も始まりました。(2020年は1期・2期を開講)

他にも、芸能人や一般の方のYouTube市場参入が前年以上に多い年でもありました。

2021年以降:Vlogの未来を予想

ここからは少しVlogの未来について語ります。(Vlog Magazine編集長の予想です。皆さんも考えてみましょう)

まず起こる事として考えられるのが、「Vlogにおけるプロセスエコノミーの重要性が高まる」ことです。

プロセスエコノミーとは?
何かを作り上げたり、到達するまでの過程(プロセス)の段階から収入を得るとい考え方です。けんすうさんが運営する「00:00 STUDIO」のような、クリエイターさんが作品を作る過程をに課金をしてもらうプラットフォームも登場しています。

例えば、スポーツ選手などの有名人がVlogを発信するのではなく、スポーツ選手になる過程をVlogで発信し、その過程からファンを獲得しながら経済圏を広げていって、目標達成を後押しするような動きが出てくると思います。

僕の好きな「Steven channel ヨーロッパでプロになる」では、プロサッカー選手までの道のりをVlogで発信していて、チャンネル登録者数は10万人を超えています。

その流れで、「個の魅力」の重要性も高まっていくのかなと。

今まで情報発信において、専門性・権威性・信頼性が重要だと叫ばれてきましたが、今後は発信者の「魅力」も重要な指標になっていくと思います。

ある研究では、専門性や権威性の他に、発信者の魅力が消費者の購買活動に影響を及ぼすという研究結果も出ています。(論文:Signalling Effects of Vlogger Popularity on Online Consumers

より厳密に言えば、その人の魅力が信頼性に繋がるので、信頼性の重要性が高まってきているとも言えます。

もちろん専門性や権威性は変わらず重要ですが、Vlogはテキストコンテンツと比べて良い意味でも悪い意味でもパーソナリティが伝わりやすいので、魅力的な人間であることも意識したいところです。

魅力の重要性は、未来というより現在進行形の話ですが、未来ではもっと重要になっていくのではないかと予想しています。

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