動画版のブログである「Vlog」に注目が集まっています。
そんな中でBlogとVlog、どちらをやろうか迷っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は・・・
- Blog歴3年
- Vlog歴2年
- Vlog特化メディアを運営
こんな経歴を持つ筆者が、両方の視点からみて「VlogとBlogどちらをやるべきか」というテーマでお話していこうと思います。

VlogとBlogどちらをやるべきか?
VlogとBlogどちらをやるべきか?という問いに対して、筆者の結論は、発信する目的によってVlogかBlogか使い分けるべき、と答えます。
VlogもBlogもそれぞれに特性があります。その特性を活かして、発信活動をするべきです。
例えば、以下のようなツールにも特性があり、目的によって使い分けますよね!
- 穴を掘る→スコップ
- 岩を削る→ツルハシ
- 木を切る→オノ
このように、ツールは「目的」によって使い分けます。これはVlogやBlogにおいても同じことです。
そこで今回は、目的別にどちらをやるべきかをご紹介していきます。
「Vlog」と「Blog」の違いを理解しよう
目的別に見ていく前に、そもそもでVlogとBlogの違いはなんなのでしょうか?
「動画か文章か」という表面的な違いはもちろんですが、その他にも様々な違いがあります。
Vlog | Blog | |
発信方法 | 映像、音、写真、イラスト、テキスト | テキスト、写真、イラスト |
発信内容 | 体験 | 経験 |
プラットフォーム | YouTube(メイン) | Google、はてなブログ、アメーバブログ |
マーケット | 全世界に発信しやすい | 国内向けが多い |
使用機材 | カメラ、PC、スマホ、ジンバル | PC、スマホ |
情報量 | ○ | △ |
収益化 | ファンベース | 広告ベース |
相性の良い情報 | コト | モノ |
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
関連記事:VlogとBlog(ブログ)の違いをどこよりも詳しく解説
【副業したい】広告収入か直接収入か

- 副業で広告収入を得たい:Blogをすべき
- 副業で広告収入+直接収入を得たい:Vlogをすべき
上記が結論になりますが、それぞれ解説していきます。
副業で広告収入を得たい
副業で広告収入だけを得たい方には、Blogがおすすめです。
理由は、以下の通りです。
- 広告収入を得るまでが早い
- 広告収入の種類が豊富
筆者の話をすると、Blogをはじめてから1ヶ月で収益化に成功しました。
なぜ、収益化まで早いかというと、広告収入で一番オーソドックスとされる「Googleアドセンス」の審査通過までのハードルが、Vlog(YouTube)とBlogでは異なるためです。
Vlog(YouTube) | Blog | |
Googleアドセンス | チャンネル登録者数1000人以上かつ過去一年間の視聴時間が4000時間 | 審査基準は明かしていないが、比較的通りやすい |
あくまで、筆者の経験上の話ですが、YouTubeで審査を通過するよりも、Blogで審査を通過する方が簡単です。(人にもよります)
また、Blogの方がアフィリエイト広告を貼りやすいため、視聴回数(PV数)が少なくても、収入を得ることもできます。
もちろん、YouTubeでは企業案件などもあるため、どちらが収益性が高いかはケースバイケースなのですが、副業でやる場合は、匿名性も高いBlogが個人的にはおすすめです。
副業で広告収入+直接収入を得たい
広告収入以外に、自身でブランドを作り販売したり、独自のコミュニティを作りファンとの交流をしていきたいという人には、Vlogをおすすめします。
理由は、「コアファンがつきやすく、直接収入(視聴者からの収入)が得やすいから」です。
コアファンに関しては次項で詳しく解説しますが、コアファンがつくことによって、自身の経済圏を広げて活動していくことができるため、広告収入以外の収入を得やすくなります。
- ブランド販売
- メンバーシップ制度
- コミュニティー運営
- イベント開催
などなど、様々な収益化を行うことで可能です。このようにファンの方から直接的な支援を頂いて、活動を成長させていくのに、Vlogは非常におすすめとなります。
【集めたい】集客かコアファンか

- 集客をしたい:Blogをすべき
- コアファンを得たい:Vlogをすべき
それぞれ解説していきます。
集客をしたい
「今の時代はYouTubeで集客すべき」という声もありますが、2020年現在でもブログにおける集客の影響力は大きいです。
ニールセン デジタルによる2019年のインターネットサービス利用ランキングは、1位がGoogle、2位がYahoo!、3位がYouTubeとなっており、以前、Googleでの検索を行う人は多いです。(参照:日本人の過半数が、Google、Yahoo! Japan、YouTubeを毎月利用【ニールセン調べ】)
もちろん、YouTubeでの集客も効果的ではありますが、まだまだブログ集客も有効な手段であることは覚えておきましょう。
コアファンを得たい
単純に集客するだけであれば、Blogでも良いのですが、既存のファン(視聴者)を、よりコアなファンになってもらうには、Vlogがおすすめです。
なお、ここで言うコアファンの定義は、「発信者が大切にしている価値観を支持していて、活動を無条件で支援してくれる人。また、発信者と共にコンテンツを創り上げていってくれる人」としておきます。
そんなコアファンを得るために、Vlogがおすすめな理由は以下の通りです。
- テキストでは伝わらない、発信者の「魅力」が伝わる
- 実際に会ったような感覚を共有できる
- 双方向のコミュニケーションが取りやすい
皆さんも、メールだけでやり取りする相手より、実際に会ったことのある相手の方が好きになりやすいのではないでしょうか?
それと同じで、テキストだけのBlogよりも、動画でビジュアル的な情報量の多いVlogの方が、その人の人柄や魅力が伝わり、好きになってもらいやすいです。要するに、コアなファンになってもらいやすい。
コアファンが増えれば、上述した通り、発信者の経済圏が広がり、活動を支援してもらいやすくなっていくでしょう。
【伝えたい】体験か経験か

- 経験を伝えたい:Blog・Vlog両方あり
- 体験を伝えたい:Vlogをすべき
それぞれ解説していきます。
経験を伝えたい
経験やスキルを伝えたいという人には、BlogとVlog両方おすすめです。
ここでいう経験やスキルとは、以下のようなものです。
- Webライターとして3年間活動してきた
- 社会人1年目で退職した経験がある
- 英語がネイティブレベルで話せる
このような過去の経験や現在持っているスキルをBlog・Vlogで発信することにより、それに関連した課題を抱えた人を助けることができます。
これがウェブログの素晴らしいポイントで、BlogにもVlogにも共通することです。
では、経験を伝えたい人はどっちをやるべきかなのですが、発信したい情報や伝えたい人の特徴が基準となってきます。
Vlog(YouTube) | Blog | |
発信したい情報 | ・コト(体験関連) ・動きを見せた方が良いもの(動画で発信すべきこと) | ・モノ ・テキストで十分伝わること |
伝えたい人の特徴(ターゲット) | ・YouTubeを見ている層 ・受動的に情報を入手している人 | ・主動的に情報を入手している人 |
上表が全てではありませんが、一つの基準として使えるでしょう。
大事なのは、それが動画であるべきか、テキストであるべきかを考えることです。
それぞれの特性を理解して、発信活動を分けましょう。
それぞれの特性、違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:VlogとBlog(ブログ)の違いをどこよりも詳しく解説
体験を伝えたい
上述した通り、「体験」を伝えたいのであれば、Vlogの方が良いです。
なぜなら、体験をより疑似的に感じるには、ビジュアル的な情報が必要になってくるからです。
例えば、金閣寺に行ってきたというのをテキストと写真で比較すると以下の画像のようになります。

テキストでは、「感動した」という情報はあるものの、実物がどんな形をしているのか伝わりません。逆に、写真の場合は、姿形は伝わりますが、感動したというの感情が伝わりません。(表現によりますが!)
しかし、これが動画になると、金閣寺の形も、天候も、感動したという感情も、その場の雰囲気、どのくらい人がいるかなどの様々な情報が伝わります。
ここが動画(Vlog)の強みになるので、もしも「体験」を伝えたいという人は、より体験が伝わりやすいVlogで発信してみましょう!
【学びたい】動画制作かライティングか

- 動画制作を学びたい:Vlog両方あり
- ライティングを学びたい:Blogをすべき
VlogやBlogをスキルを学ぶためにやりたいという人もいるかと思います。
当たり前ですが、身に付けたいスキルによってやるべき方が変わります。
動画制作について学びたい人は、動画を作って発信するVlog、ライティングスキルを身に付けたい人は、文章を書くBlog、といった具合です。
VlogやBlogは、スキルを身につけるのにおすすめ!
また、VlogやBlogを通して、スキルを身に付けるのは、非常におすすめのやり方です。
なぜなら、筆者自身が、Blogを始めたのち、Webライターとして活動し、Vlogを始めたのち、動画クリエイターとして活躍できた背景があるからです。
- 自身の経験やスキルを言語化orビジュアル化して記録
- その記録が誰かの役に立つ
- 役に立つと、それが仕事になる
- さらに、発信に付随したスキルを積み上がる
- そのスキルをさらに記録
- その記録が誰かの役に立つ
・・・
このような好循環が生まれるので、ぜひ皆さんも、学ぶためにウェブログ(Vlog・Blog)を始めてみてはいかがでしょうか?
発信する目的によって使い分けよう!
VlogとBlogは、発信する目的によってどちらをやるべきか変わります。
もちろん、今回書いたことが全てではなく、人それぞれに適した発信スタイルがあるはずです。
事実、筆者の場合は、BlogもVlogも両方やったからこそ、当メディア「Vlog Magazine」が生まれました。
このように、両方やったからこその結果が生まれる可能性もあります。
ですので、ぜひ皆さんもどちらをやろうか迷って行動できないのであれば、まずはどちらでも良いので、やってみてください!
やってみて自分に合わないならやめれば良いし、やってみたら意外な発見があるかもしれません!
そんな第一歩に、本記事を参考にして頂ければ幸いです。