現代において、コミュニケーションツールは多岐にわたります。
- 電話
- メール
- チャット
- SNS
- ビデオ通話
しかし、今から約12年前から、これらのコミュニケーションツールの中からテキストツールを一切遮断し、YouTubeとWebサイト上に投稿した「VLOG(ビデオブログ)」と電話のみでコミュニケーションをとってきた兄弟をご存知でしょうか?
僕もこれを知ったときには鳥肌が経ちました。(色んな意味で)
その兄弟が運営するYouTubeチャンネルの名前が「vlogbrothers」。
今回は「vlogbrothers」についての紹介と、このチャンネルから見えてくるVLOGの可能性について言及していこうと思います。
本記事の内容
- 「vlogbrothers」の紹介と新たなVLOGの可能性
- 「vlogbrothers」に興味がある人
- Vlogの発信方法に迷っている人
- コンビでYouTubeをやっている人
それでは、さっそく見ていきましょう!
※筆者のYouTubeでも解説しています。

YouTubeチャンネル「vlogbrothers」とは、どんなチャンネル?
- チャンネル名:vlogbrothers
- チャンネル登録者数:321万人程度(2019.07現在)
- タイプ:自撮りタイプ
2007年より「Brotherhood2.0」というプロジェクトをきっかけに開設されたチャンネル。
「Brotherhood2.0」とは、vlogbrothers運営者のグリーン兄弟が始めたプロジェクトで、兄弟間のテキストコミュニケーションを一年間遮断し、VLOG(ビデオ)のみでコミュニケーションをとるという、とんでもない挑戦です。
当初は一年間限定の予定でしたが、そのチャンネルを起点にコミュニティが出来るなどの人気が出て続行を決意。
現在でも、毎週火曜日はジョンが、金曜日にはハンクがVLOGを自身のチャンネルに投稿し、コミュニケーションをとっています。

コミュニケーションを可視化するVLOGの可能性
「ビデオブログでコミュニケーションをとる」、なんとも面白いVLOGのかたちです。
これが、今から12年前の2007年(日本ではWiiスポーツが流行っていた頃です)にやりはじめているのですから、信じられませんね(笑)
兄弟の会話を不特定多数が見れるプラットフォームで展開する。
一見、「そんなの誰が見るんだよw」と思われるかもしれませんが、VLOGを使ったコミュニケーションには様々な可能性があると筆者は考えています。
例えば、以下のようなものです。
Vlogでコミュニケーションをとる可能性
- Vlogが新たなコミュニケーションツールになる
- コミュニケーションの可視化
- 純粋なメインコンテンツとしての可能性
順を追って、見ていきましょう!
①VLOGが新たなコミュニケーションツールになる
彼らは、動画をコミュニケーションツールとして活用し、それをVlogとして全世界に向けて発信しました。
そして彼らの周りには次第にファンができ、「Nerdfighteria」というコミュニティまで誕生。
ここで注目すべきは、1対1のコミュニケーションにも関わらず、そのコミュニケーションに賛同する人が現れ、新たなコミュニティが出来たということです。
ここに、次世代のコミュニケーションツールとしての可能性を筆者は感じました。
Vlogで繋がり、コミュニティができる。
人の日常や人生をシェアすることにより、コミュニケーションのきっかけになるのではないでしょうか?
②コミュニケーションの可視化
コミュニケーションがオンライン上で可視化されることには、悪い部分もありますが良い部分もあります。
例えば、東京と大阪に支店がある会社が、支店同士で社内状況をWeb上のVlogで毎週報告したらどうでしょうか?
意見、第三者には関係ないように思えますが、そのコミュニケーションの可視化が、社内の雰囲気向上や会社の透明性を上げてお客さんへのイメージアップに繋がるかもしれません。
このように、何かを可視化してWeb上に発信で発信することにより、思ってもみなかった副産物を生み出すきっかけになるのでは?と筆者は考えます。
③純粋なメインコンテンツとしての可能性
Vlogでコミュニケーションをとるというのは、一見地味ですが、メインコンテンツとしての可能性を秘めているようにも思います。
例えば、「遠距離カップルのVLOGオンリーコミュニケーション!」とかおもしろいと思うんですよね。
- 遠距離カップルからの共感を得られる
- VLOGでしかコミュニケーションをとれないもどかしさ
- 相手の様子を動画で見れる嬉しさ
- 遠距離カップルのリアルな会話
などなど、人気が爆発しそうな匂いがします。
vlogbrothersのように、週に1回ずつ動画を投稿、動画の時間は4分以内にとかでルールを設け、Vlogで日々の進捗を話したり、相手のVLOGに対する返答をしたりする感じです。
まあ、こんな感じで「vlogbrothers」の動画をみて、色んな可能性を感じたな~という話でした。
この記事では伝えきれない部分を動画でも解説しているので、そちらも合わせてご覧ください。